産婦人科では、外国人のご出産もあります。
最近、外国人産婦の産後2週目健診に関わりました。
会話はできても読み書きが難しい事例もあり、産後の鬱のスクリーニングのアンケートができないことも。
デリケートなお気持ちのアンケートのため、同伴の家族に訳して貰うと、結果の正確性にかけてしまいます。
そこで、スタッフがコミュニケーションをとりながらGoogle翻訳使いながらの対応しました。
非常勤で勤務するフィオーレ第一病院は、3人スタッフ体制で産後2週目健診をしているから対応できますが、やはりきめ細かな対応と場所、時間が必要になります。
健診後、病院スタッフと外国人用の記録用紙必要だよねとの話になり、市に相談。
すると、霧島市は市で作成した産後質問表の英語版、中国語版、韓国語版がありますとの即答でした!
なぜそんなきめ細かな対応があるのかきいたら、数年前に外国人の対応の問い合わせがあったときに、作成したとのこと。
外国人の産婦は少ない人数ですが、だからこそ必要なときにすぐ動けるようにと、その時に準備したそうです。
外国人の産婦はマイノリティだけど、ハイリスク!
言葉や文化の違いで、育児に困ってしまうことが多いです。
うちの非常勤の産婦人科でも、外国人用の記録用紙が必要なことは年に1回あるかないか。
けど、その人にとっては大切な1回の産後と育児。
スムーズな支援に繋がるツールが使えるものであること。
もしお勤めの方で、職場に外国人用のエジンバラ質問表やあかちゃんの気持ちの用紙がない場合は自治体にお問い合わせください。
ない時は、「その時」にすぐ対応できるようどうしたらいいかを考えるチャンスになります。
そんなことを感じる出来事でした
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